債務不履行はあっても損害が生じていないケースについて

◯事案の概要 未改装の部屋を案内した人に対して、スタッフが「借りるかどうかの判断は改装後の部屋を見てからでよい」と案内した。しかし後日、貸主が改装完了前の時点で契約の申込みがないなら断ると言ってきたため、そのことを本人に… 債務不履行はあっても損害が生じていないケースについて の続きを読む

代表取締役が会社から着服した金銭を株主が直接返還請求できるか

◯事案の概要 代表取締役が、仕入先と結託して水増し請求を行ない、会社名義の帳簿外の口座に水増し分を仕入先に振り込ませ、着服した。このことについて、株主との間で「着服分を株主に支払う」という内容の債務弁済契約を締結し、公正… 代表取締役が会社から着服した金銭を株主が直接返還請求できるか の続きを読む

従業員の重過失による損害賠償について、会社と従業員で折半して良いか

◯事案の概要 従業員が指示を無視した結果、市の施設を損壊させて損害賠償を請求された。会社は従業員にその賠償額の半額を負担させているが、問題ないか ◯相談内容 重機(ショベルカー)通行禁止区域であると、従業員本人には何度も… 従業員の重過失による損害賠償について、会社と従業員で折半して良いか の続きを読む

競売で落札した建物を買受人が代金納付前にリフォームした

◯事案の概要 競売手続きで建物一室の最高価買受人となったあと、代金納付前に玄関の鍵を交換した。代金納付期日前までに裁判所がこの事実を確認し、違法な行為として何らかの問題が生じるのではないか ◯相談内容 不動産の競売につい… 競売で落札した建物を買受人が代金納付前にリフォームした の続きを読む

高齢夫婦が所有するマンションを親族が売却したいと考えている

◯事案の概要 夫婦共同名義のマンションについて、親族が売却して夫婦の生活費等に充てたいと考えているが、認知症の気配がある一方の夫婦が反対している。売却を進める良い方法はあるか ◯相談内容 現在施設に入ったばかりの高齢の夫… 高齢夫婦が所有するマンションを親族が売却したいと考えている の続きを読む

事業を切り離して破産することが詐害行為にならないためには

◯事案の概要 クライアント先のコンサル会社にて、融資先の取引詐欺のために融資が焦げ付いている。出資者への返済目処も立たないため、融資以外の事業を切り離し、融資部門は破産で処理したい。債権者から詐害行為取消権を行使されない… 事業を切り離して破産することが詐害行為にならないためには の続きを読む

相続発生から1年後に共同根抵当権の債務者等を変更する場合の順序について

◯事案の概要 相続時、共同根抵当権の登記が放置されたまま1年が経過。その後根抵当権者と債務者兼相続人より、根抵当権の債務者を法人とし、債務の範囲も変更したい」との申し出があった。この場合、どのような順序で登記を進めるべき… 相続発生から1年後に共同根抵当権の債務者等を変更する場合の順序について の続きを読む

会社が破産手続きを行う際、社員に責任が及ばないようにしたい

◯事案の概要 会社の経営者が不動産投資に失敗し、破産申立てをする予定にしている。経営している会社も破産手続きを行うことになるが、社員に責任が及ばないようにしたい。 ◯相談内容 甲はサラリーマンとしてかなりの高収入を得てい… 会社が破産手続きを行う際、社員に責任が及ばないようにしたい の続きを読む

和解条項の「現状有姿」「債権債務がない」「明渡し」の解釈について

◯事案の概要 アパートの大家が入居者を退去させるために本人訴訟を提起した。和解となり入居者は退去したが、ゴミを残置しており、ネット回線もそのままになっている。大家側に有利な対応をしたいと考えているが、和解条項にある「現状… 和解条項の「現状有姿」「債権債務がない」「明渡し」の解釈について の続きを読む

従業員の資格取得費用を会社が貸与し、一定条件下で返済免除する

◯事案の概要 事務職員が資格取得するための学費を会社が貸与し、資格取得後一定期間勤務を継続した場合は学費の返済を免除する・途中で退職した場合は一部返済を求めることとし、契約書に加えたいと考えているが、労基法16条違反とな… 従業員の資格取得費用を会社が貸与し、一定条件下で返済免除する の続きを読む