労災で係争中かつメンタル不調で休職している社員の退職
◯事案の概要
労災で係争中かつメンタル不調で休職している社員を期間満了による自然退職として取り扱うことは可能か
◯相談内容
顧問先の社員がメンタル不調で休職しています。休職期間が満了したので医師の診断書を提出してきました。
自宅療養の継続が適当と判断されると書かれていますので、就業規則の規定により自然退職とするのが通常ですが、診断書の文言に「会社都合に起因する要因もあるため」の文言が入っているのが気にかかかります。
ただ私としては以下の理由で自然退職にしてもいいのではないかと考えています。
①会社側としてはパワハラなど会社都合に起因する要因は否定をしている。
②傷病手当金の申請書を同時に送っている。つまり傷病手当金の請求は私傷病が前提なので労災と相反する。
なお以下の背景がありますが、これらと切り離して処理をしても問題ないでしょうか?
・未払の残業代請求があってユニオンを通して係争中である。
・同時に労災も主張している。
これらの係争は弁護士に依頼しています。