夫の法人に税務調査が入り妻が経営する個人事業への支払いに疑念を持たれている

◯事案の概要

夫の法人に税務調査が入り妻が経営する個人事業への支払いに疑念を持たれているため見解を教えてほしい

◯相談内容

法人に税務調査があり、担当官から会社法上、問題があるとの指摘を受けておりますので、先生の見解をお聞きできればと存じます。

今回、夫Aの法人に税務調査があり、妻Bの事業への支払いについて疑念をもたれています(会社法上を含めて)。

【経緯】
・個人事業者として申告していた妻Bに税務調査があり、過去3年分(H30~H28)修正した。所得の帰属は妻B。当時、夫Aは同業他社に勤める会社員だった。

・税務調査後、夫Aは会社を退社し、自ら法人を設立した。妻Bも役員になり報酬をとった(月額15万円)。

・妻Bの取引の大口先が夫Aの法人と直接取引することになり、法人は妻Bの事業にその売上高の10%を業務委託として支払う契約をした(後にその平均額が月額80万円程度であったため定額に変更契約した)。妻Bの事業はそのまま継続していたが夫Aの法人に徐々に取引先が移行し、法人調査時は、妻Bの売上高は、その業務委託料のみになっていた。

・現在、妻Bの事業は伸び悩んでいたため、他の個人の外注先を取り込んでその者を代表取締役とするという法人成りをする準備をしていたところだった(印章等も既に製作し終え設立日として良い日を検討していたところ)。

◯菰田弁護士の回答

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