時間単価の算出方法を変更する際の従業員への説明について

◯事案の概要

月給者の時間単価の算出方法を是正するにあたり、過去の計算分や残業代への影響を鑑みてどの範囲まで説明を行うべきなのか

◯相談内容

顧問先で月給者の時間単価の算出方法を見直すことにしました。今までは給与月額÷172時間で計算していましたが、実際には140.33時間でしたので、給与月額÷140.33で計算するように見直す予定です。

現行の最低賃金を上回っているのですが、172時間で計算すると最低賃金を下回ってしまい、整合性が取れなくなるので、これを機に見直すことにしたのが背景にあります。なおこれまでは最低賃金を下回っていませんが、今回の上昇で下回ってしまいました。

時間単価が上がるため、不利益変更ではないと考えており、特に職員への説明は必要ないと考えております。ただ残業手当の単価も上がることによって今までの分に関しても上げるべきではないかという声も出る可能性もありますので、聞かれた際には明確な説明が必要かと思います。

単に算出方法を見直したというのみでよろしいでしょうか?万が一納得いかなければある程度の譲歩はやむをえないと考えております。

◯菰田弁護士の回答

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