会社で借入などが残っている状態で、会社を残して社長個人の自己破産だけできるのか
◯事案の概要
ある会社が事業を畳むことにしたが、社長個人が自己破産したいと考えている。しかし事業の借り入れはそのままになっている。このような状況で、法人はそのままにして個人の自己破産だけで対応できるのか
◯相談内容
ある会社が事業を畳むことにしたそうで、従業員等の給与はすべて払ったが銀行の借り入れはそのままで、工場と自宅をそのままにして半ば夜逃げのようにしてしまったとのことです。
工場は賃貸物件で、自宅は銀行の抵当に入っており、銀行からの借入金は保証協会がついてかつ社長個人が保証人になっているということです。この状況で、結局は保証人の社長個人に会社の借入金が来るので、社長個人が自己破産したいということです。
社長自身は個人の自己破産だと考えているようなのですが、会社の方はそのままにして個人の自己破産のみというのはできるのでしょうか。また、弁護士に依頼した場合、概算で費用はどれくらいになりそうでしょうか。