◯事案の概要

農地を太陽光発電設置のために利用したいと考え市役所の農業員会に確認したところ、転用可能である旨説明があった。そこで都道府県へ転用許可の最終確認を届け出たところ、県からの回答は「第一種農地」のため転用は不可能との回答を受けた

◯相談内容

相談者は、農地を別の方法で活用できないかと考えておられました。そこで、最近は太陽光発電などの活用方法もある旨お話をしたところ、その活用方法で土地を売却ないし、利用できないかと相談を受けました。

まず、該当の市役所の農業員会に確認をしたところ、白地の土地のため、転用可能である旨説明がありました。それから、都道府県へ転用許可の最終確認を届け出たところ、県からの回答は「第一種農地」のため転用は不可能との回答でした。

現時点では第一種農地において農業関連以外には活用、転用は不可能であると伝え、ほかに方法がないかどうか検討すると伝えています。

正直私の調べた範囲や知識内においては、第一種農地は生産性の高い農地のため、農地や農業関係の施設への利用以外は原則的に転用ができないとしかありません。相談者は今後農業をするつもりもなく、相続人に残したくないとのお考えです。

そこで、弁護士、税理士というお立場の菰田先生から何か考えうる手段やアドバイスなどがないかとお聞きした次第でございます。

転用できる可能性は低いとは思うのですが、少しでも可能性があるのであればあらゆる手段を講じてお答えしたいと考えています。

◯菰田弁護士の回答