助成金の申請における事務代理者や代理人の違いについて

◯事案の概要

助成金の申請における事務代理者や代理人の違いはどこにあるのか

◯相談内容

助成金の申請方法について質問です。私は以前から「提出代行者」として事業主の印鑑をもらって、計画届や支給申請を提出しています。

それにより、これまで事業主からなにか言われたことも、労働局とのやり取りで苦労したこともありません。提出代行者であっても、労働局とのやり取りは社労士の私ができます。

一方で、事務代理者や代理人という選択肢があることも知っています。これらのできることの範囲や責任の違いがいまいち分からなかったので労働局に問い合わせた事があるのですが、ベテラン助成金担当者も「よく分からない」という回答でした。

その人からは「反復継続しない(業でない)のであれば、社労士でなくても代理人として申請はできる」という回答だけいただきました。ただ、ここ最近の動き(社労士に対する連帯責任)を見ると、社労士から見ても、クライアントから見ても、代理人になるメリットがあるとは思えません。

また、クライアントは提出代行者と事務代理者、代理人の違いがあることも知りませんし、クライアントからすると「代理人だろうが提出代行者だろうが、申請してくれれば問題ない」という認識だと思います。

もし意味があるとすれば「私は代理人です。連帯責任があるので、絶対に虚偽や不正はやめてください」という抑止力になると言えばなるのかなと。ただ、社労士とクライアントで契約書をしっかり締結すれば抑止力は発揮できると思うので、どんな人が代理人になるのか疑問です。

いずれにしても私は今後も提出代行者でいこうと考えていますが、気になる事があればご教示ください。また、菰田先生の事務所では、提出代行者、事務代理者、代理人、どれで申請されているかも、参考までにご教示ください。

◯菰田弁護士の回答

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