考案し、資本金を出すなどして運営してきた事業が他人にわたる事を防止したい

◯事案の概要

考案し、資本金を出すなどして運営してきた事業が他人にわたる事を防止したい

◯相談内容

別会社を設立して資本を出し、社長を誰かに依頼したとき、その社長が独り歩きしてトラブルになることはよくあります。今回のご相談について、事件名としては業務上横領か不正競争防止法に引っかかるのではと思っております。

Bは合同会社Aの代表社員として業務を専任。会社Aの設立の際、資金は設立者が個人資金をBに貸し付けし、Aの資本金となっています。また、会社Aの運営内容はアプリ運営です。

Bは自宅勤務とし、進捗報告を細かく受けながら業務を進めています。Bとの連絡が取れない期間があったこと、未確認の口座出金を確認したことから、AはBに対して支出の詳細について報告を求めていますが、多忙を理由に報告がありません。このことから、A側は以下の疑念を持っています。

  • 何者かと業務提携を図っているのではないか、もしくはシステム全ての売却を図っているのではないか
  • 勝手に株式会社化を進めアプリの私物化を図っているのではないか
  • 同じようなアプリを再開発しているのではないか
  • Aが考案し、資本金を出すなどして運営してきた事業が他人にわたる事を防止したい
  • すでに渡ってしまっていた場合、相手方にどのような権利を主張できるかを知りたい
  • また、Bには知的財産を漏洩した罪を課したい

というのがAの主張です。もしBに対する疑いが思い違いだったとしたら、将来的に以上の問題点を防ぐためには、どのような契約書を交わしておけば良いのかも、あわせて知りたいと考えています。

◯菰田弁護士の回答

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