依頼先の不備によって助成金が不支給となったため、懲戒処分申立てを考えている

◯事案の概要

依頼先の不備によって助成金が不支給となったが、対応に誠実さが感じられないこともあり、不支給となった分を損害賠償請求したいと考えている。懲戒処分申し立てを検討していることを伝えることで何らかの圧力をかけることができるか

◯相談内容

助成金の不支給結果に関する相談です。

ある会社を通じて助成金を申請されたお客様が不支給の結果になりました。この会社は助成金申請業務を引き受け、申請自体は社労士事務所にアウトソーシングしています。

クライアント企業様には落ち度がなく、担当からは「不支給になった理由は計画申請(最初の申請)で出した条件の人とは違う人が作業をしてしまったことが理由。こちらの説明不足である可能性があるため、確認している」という説明があったとのことです。

しかしこの連絡以降は社労士事務所の内部調査の結果待ちとのことで、一月以上たっても明確な回答がされていません。クライアント企業様は助成金要件を自社で正確に検討せず丸投げしてしまった落ち度を認めておられますが、誠実な対応をしてくれないことに憤慨されています。

先方が素直に過失を認める可能性は少ないと思いますが、何もしないで泣き寝入りすることも避けたいと考えます。そこで懲戒処分申し立てを検討している旨を先方に伝えて対応を待つことをクライアント企業に提案したいと考えますが、いかがでしょうか。

◯菰田弁護士の回答

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