債権を貸倒金処理したことの確認書はどのような文言にすればよいか
◯事案の概要
債務者が倒産したため、残債権を貸倒金として処理した。この件について確認書を作成したいが、どのような文言にするのが良いか
◯相談内容
乙は甲に対して平成27年まで弁済をしていましたが、乙の経営状況が悪化したため乙は弁済をすることができなくなりました。その後乙は倒産し、甲は残りの債権を貸倒金として処理しました。
倒産後、乙は再度経営を再開しました。乙は所有権移転の仮登記の本登記をしようと考えています。甲は、乙が支払いきれなくなった債務について再度弁済を求めようという気はありません。仮登記の本登記についても甲は協力的です。
上記状況について、債務がなくなったことにつき確認書を作成しようと思っています。どのような文言にするのがよろしいでしょうか?
私の考えですが、通常ならば「平成 年 月 日、乙は甲に対して全額を弁済した」になると思いますが、甲は全額を受け取ったわけではないのでそれに印鑑は押せないと言っています。
そこで、
「平成 年 月 日までに、乙は甲に対して金 円を弁済した。
平成 年 月 日甲は乙に対する残債権を放棄した。
よって、同日、乙の甲に対する債務は消滅した」
という内容の文章とする予定ですが、問題ないでしょうか。