会社設立後に株式を海外法人に全て移譲し、さらに追加増資を受ける時のリスクについて
◯事案の概要
設立時の株式を代表取締役が引き受け、設立後に海外法人に株式を全て移譲しさらに追加で増資を受ける場合、税務上のリスクが生じるか
◯相談内容
設立時の株式を代表取締役が全て引き受けて設立した会社があります。当初は、海外法人が発起人となって会社を設立したいという話だったのですが、外国法人が発起人だと、本国公証役場での手続きが必要となり、手続きが煩雑になります。
そこでその旨を説明し、まずは日本人の代表者が設立時に株式を全て引き受けて、設立後すぐに海外法人へ株式を譲渡して手続きを簡素化することになりました。そこで、当方で会社設立と株式譲渡書類の作成をしました。また、今後は海外の投資法人から追加で増資を受ける予定もあるそうです。
当該株式譲渡に関して、税務上のリスクはあるものでしょうか。私の見解としては、設立時と同じ株価での譲渡なのでリスクはないと考えていますが、その後すぐに増資を行うということなので、少し気になっております。
当方で会社設立、株式譲渡書類を作成しておりますが、税務については税理士に確認してくださいというスタンスで対応しようと思っているのですが、自分でもリスク等について知っておきたく、ご相談いたしました。