倒産する顧問先への対応について

◯事案の概要

顧問先が倒産するにあたり必要とされる労務手続き等を引き受けるべきか否か知りたい

◯相談内容

顧問先が倒産する事になりました。

普段、連絡がほとんど取れない社長で、2ヵ月ぶりに電話で話して「弁護士と話して、年明け早々に倒産する事になりました」と伝えられました。整理解雇なども検討したそうですが、倒産を遅らせると負債が増えるだけという事で、早期に倒産する事になったそうです。

従業員への説明会が1/5(金)にあり、そこに私が同席するつもりです。報酬はもらえない(払えるお金がない)ですが、これまでお世話になりましたし、私もこのような場の経験を積みたいので。

お金が全くないので、法人から従業員への補償はありません。社長個人が法人の連帯保証人になっているので、社長もおそらく自己破産になるそうです。そこで、菰田先生ならどうされるか?という質問ですが、

①社保や雇用保険の資格喪失届、全喪届などの届出を、私がやるべきでしょうか?対象者が10数名いるので、さすがに無料では出来ません。「社長自身に、賃金台帳や出勤簿などの資料を役所に持参していただいて、その場で職員に教えてもらいながら書いていただく」で良いと思っていますが、どうでしょうか?

②従業員への説明会に同席するにあたり、「次の仕事探しを支援してほしい」という要望が出るかもしれません。倒産した企業の従業員に対して、次の仕事まで社労士がアドバイス、関与すべきなのか、いかがでしょうか?私は、それは社労士の仕事ではなく、社長の仕事だと思っています。

なお、この法人への当社の関わりは、労務相談、入退社の手続き業務、助成金申請です。普段、ほとんど連絡がとれないので、人員計画や経営についてアドバイスもできていません。1年、2年と連絡が取れなくなっているうちに、知らずに経営がダメになっていたという感じです。

◯菰田弁護士の回答

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