朝礼スピーチをパワハラであると拒否する社員がいる

◯事案の概要

朝礼でスピーチを強要されることに苦痛を感じるという社員への対応について考え方を確認したい

◯相談内容

朝礼で持ち回りのスピーチをさせている会社があります。一般社員が持ち回りで半年に1回当たり、管理職がスピーチに対するコメントをするものです。

会社は社内教育の一環として「語彙力を育てるため・人前で話すことになれるため」という意図でさせているのですが、ある社員からスピーチを強要することはパワハラにならないかと相談がありました。スピーチをすることが苦手で苦痛を感じる、前の日には眠れなく、すごいストレスだと言っています。退職を考えている者もいる、こんなことで退職者が出るのはもったいない、スピーチをやめてほしいとのことです。

【回答案】
会社は嫌がらせしているわけではなく、目的を持ってスピーチをさせているので仕事の一環です。もちろん、苦手な人もいるでしょうが、毎回皆さんに目的を説明してあげて継続しても良いでしょう。教育・指導の範囲内であってハラスメントには該当しないと考えます。

【質問】
①仕事なので嫌なこともあるのは当然です。それをパワハラと言われても、会社としてパワハラとは認定しないと突っぱねて良いのでしょうか?

②本人が嫌がって極度のストレスにあるので、精神疾患が発症した場合、労災認定されるリスクはあるでしょうか?

③安全配慮義務違反に問われる可能性もあるでしょうか?

◯菰田弁護士の回答

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について