パート従業員が希望した雇用保険の加入手続き進行中に本人が請求を取り下げた
◯事案の概要
退職するパート従業員から雇用保険の加入を求められ手続きを進めていたところ、本人から請求が取り下げられたが勤務実績が要件を満たしているため続行すべきという認識で正しいか
◯相談内容
クライアントが、令和2年4月から雇用のパートさんで、雇用保険の手続をしていない人から、退職時(令和5年7月末)に雇用保険にかけてほしいと言われています。
調べてみると概ね週20時間以上の勤務実績はあり、オーナーとしては20時間の際だったのでかけなくても良いだろうと思っていたそうで、このことについて社労士である私への相談はありませんでした。本人が職業安定所へ相談し、こちらへ連絡が来たという状態です。
事実として20時間以上あるので遡及して2年分の加入を前提に動いていましたが、本人から今になって雇用保険はかけなくていいというメールが来ました。もちろん本人の希望でどうのこうのする話ではないという事は会社も理解しています。
本人は既に安定所に資格取得確認請求済みで、何度か退職後事業主に催促も来ていた(本人からも安定所からも)という状況なのですが、仮に本人が安定所にこの請求を取り下げます、となった場合、事業所の手続は、実態がある以上進めるしかないと考えてよろしいでしょうか。
私としてはここまで把握している以上、止めましょうという話にするつもりもないので、手続きを行って、保険料の再計算を行ってというのはやるしかないと考えています。