30分未満の残業について未払い残業代を切り捨てる対策は可能か

◯事案の概要

残業の許可がある場合とそうでない場合それぞれについて30分未満の残業の未払い残業代を切り捨てる方法を知りたい

◯相談内容

以下のような会社の場合の未払い残業代対策についてご教示ください。

残業許可申請制度がある会社で、始業時刻18時00分の会社があって、タイムカードの打刻が

A:18時02分
B:18時12分
C:18時16分
D:18時23分
E:18時34分

などの打刻について、残業許可がない場合、それが残業代の支払い義務を負うかが問題となります。実務上は10分~15分未満を切り捨てていることが一般的です。上記でいえば、A~Dについて残業許可申請がなければスルーします。Eについて30分以上のズレがありますので、確認してそれが正当な残業をしていたと認められれば、残業許可申請を出し直してもらう。

また、1時間の残業許可を得ていた場合において、以下の打刻があったとします。

A:19時02分
B:19時12分
C:19時16分
D:19時23分
E:19時34分

上記について、許可を得ていた以上に働いていたのかどうか、確認し、正当な残業だと認められれば残業許可申請を出し直してもらう仕組みをとる。A~Dは許可申請が出なければ一切払わない。

①上記の運用について問題点をご教示ください。
②1分単位でチョロチョロ残業代を払わなくて良い対策があればご教示ください(現実的に先生方はご指導されている運用方法等)。

◯菰田弁護士の回答

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