契約書の誤記載による不動産売買契約への影響について

◯事案の概要

不動産売買契約において仲介会社のミスにより契約書に誤記載があるが、訂正や差し替えを行わなかった場合にどのような影響があるか

◯相談内容

不動産の売買契約書の誤記載による懸念点に関して相談させてください。売買登記ともに完了している事案ではあります。

売主:個人
買主:法人

仲介会社の手違いで、具体的には以下のようになっております。

①買主の法人名の間違い(半濁点が正しいところ濁点になっている)
②平取締役が売買に立会い、平取締役の名前で署名押印

しかし、仲介者の担当者は実質的な問題がないとのことで、訂正印などの対応をしてくれないようです。確かに、この程度であれば、今後売買契約の無効・取り消しの事由には該当しないと思います。また、将来的な売却の際の取得経費資料としても、税務署が否認することはないと思います。

もちろん、改めて仲介会社に契約書の訂正・差し替えを求めるべきですが、今回のようなケースでは書き損じ、誤記載による影響は心配しなくていよい程度でしょうか。

◯菰田弁護士の回答

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