社員との面談で注意すること

◯事案の概要

セクハラを受けたため退職したいと社長宛に本人から連絡があった。面談時に注意するべきことを相談したい

◯相談内容

ある支店で働く女性のパートさんが社長に電話をかけてきて「退職したい」とのこと。理由を聞くと、その支店で一緒に働く上司からセクハラを受けたと言うことです。そこは上司とそのパートさんの2人しかいない支店です。

ちなみにそういった訴えを社長が聞いたのは今日が初めてだそうです。「面談をするけれどもどんな点に気をつければ良いか」という質問でした。

私からは以下のアドバイスを行いました。

①女性の方は、もう上司の方の顔も見たくないとのことなので、上司と一緒に面談はしない
②上司の方とも面談をするのなら、最初からその方が悪いと決めつけないで、あくまでも今日は事実の確認だけを行う旨を伝えて、事実だけを聞く
③女性の方にも同様に、事実だけを教えてもらう
④社長以外に同席できる第三者がいればなお良い(その第三者は、特に何かを話す必要はない)
⑤できれば、相手の了承を得た上で、ボイスレコーダーか何かで録音する
⑥上司に対して、一応他の支店や本社で働く意思があるかどうかを確認してほしい(会社都合退職にしないためのポーズ)

これ以外で、何か社長に伝えた方が良いことはあるでしょうか?

◯菰田弁護士の回答

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