◯事案の概要

夫と妻の父名義でローン返済中の自宅がある。オーバーローンとなるため、不動産売却後も夫が全て負担する予定だが、養育費も負担するとなると夫の負担が大きいと思われる。それぞれの段階で養育費の額を増減するなどした方がいいのではないか

◯相談内容

離婚協議書案の作成についてご相談させてください。

奥さまの方からご相談を受け、協議書を公正証書で作成されたいと言うことだったので、こちらで案の作成をしたいと考えております。

預貯金等はそれぞれの名義のものをそれぞれが取得することになっているのですが、ローン返済中の自宅があり、こちらは夫と妻の父名義になっているようです。

月々の返済額は1人で支払うには大きすぎるため、売却を予定しているそうですが、不動産屋の査定でも500万円程のオーバーローンとなってしまうのは間違いないようです。

売却先が決定するまでは夫が当該不動産に住み続け、妻側は実家へ戻ることに決めているそうです。

この状態で養育費等も含めて協議書案を作りたいと言われているのですが、不確定要素が多すぎるため難しいように感じています。

ローン返済については売却後も夫が全て負担するとのことです。財産分与については基本的に養育費と分けて考えるべき問題だとしても、夫側の支払能力を考えると、離婚後のローン返済額も十分考慮すべき点かと思うのですが…

そもそもこういった条件で現時点でも協議書案を作成することは可能なのでしょうか？

◯菰田弁護士の回答