総会招集通知に記載する株式譲渡承認議案の記載方法について
◯事案の概要
総会招集通知に記載する株式譲渡承認議案の記載方法について
◯相談内容
会社の株主全員が全ての株式を譲渡して、バイアウトする予定の会社があり、その株式譲渡に関する書類作成を担当しております。
①株式譲渡承認議案について、総会招集通知に記載するのですが、以下のような記載でも特段問題ないと考えていますが、よろしいでしょうか。
当会社の株主全員から、各人の所有する株式全てを下記記載の会社へ譲渡したい旨の請求があり、そのご承認をお願いする
※譲渡の詳細(誰が誰にどの種類の株式を何株譲渡するか?)は記載が煩雑なため、できるだけ記載を避けたいと考えています。会社法施行規則63条7項で、株式譲渡の承認は記載がないので、議案の概要すら記載する必要がないと思いますので、問題ないと考えました。
また、「誰が」の部分は全株主という特定でも問題ないでしょうか。
②また、経営陣は引き続き株式の1部を所有するようなので、「後記記載の株主○名については、すべての株式ではなく、以下に記載の株式を同社へ譲渡する旨の承認請求が出されており、併せてそのご承認をお願いしたい」という記載にしたいと思いますが、問題ないでしょうか?
ちなみに、招集通知だけでなく、議事録についても上記の様な記載で問題ないと考えますがよろしいでしょうか。理由は、上記と同様に、会社からすれば誰が誰に株式を何株譲渡するかが分かるからです。