登記をするようアドバイスし、会社側がそれを拒否された場合の対応について
◯事案の概要
新株予約権付社債を発行し、その後消却した会社に対して登記をするようアドバイスをしようと考えているが、会社側がそれを拒否した場合にはそれでもよいか
◯相談内容
新株予約権付社債(以下、CB)を発行することを決議、割当者と合意した会社があります。(登記未了)その後当該CBを会社が取得して、消却することに合意したそうです。
法律上、発行、消却の過程を登記すべき必要がありますので、(会社売却時やIPOの際に突っ込まれる可能性もあるかもしれませんし)登記するようにアドバイスしようと思っています。ただ、会社としては、すでに権利がないものを費用をかけて登記したくないと言ってくるかもしれません。
私としては、上記のアドバイスをメールなどの文面で先方にアドバイスしたことを残しつつ、先方がCBについて登記したくないといったら、登記はせずに、今後も付き合いを続ける(別件で発生した登記は手続きする)というスタンスで考えていますが、よろしいでしょうか?