刑事事件レベルのセクハラを原因とした解雇について

◯事案の概要

ある男性社員が、自身の職位を利用して女性社員と不適切な男女関係をもっていたことが発覚した。自己都合での退職として処理することを提案している

◯相談内容

ある男性社員が、自身の職位を利用し、自社の女性社員と不適切な男女関係をもっていたことが発覚しました。当該男性社員の関係人数は複数のようです(在職者もいれば、既に退職している者もいます)。

その女性社員のうち1人が、当該男性社員との関係を理由に、現在、精神に不具合を生じているようです。直接会社に直訴してきたわけではなく、当該女性社員と仲が良い社員からの通報でした。診断書もあります。

聞き取りでは、本人にも落ち度があったかもしれませんが、ある程度の強要があったと聞いています。

そこで就業規則に則り「普通解雇 or 懲戒解雇」と社長は考えているようですが、実際に被害の声が上がっていないことなどから、当該男性社員を自己都合での退職として処理することを提言しました。以下は質問です。

①強制性交等罪・準強制性交罪・その他、このような件に関してどのような罪に問われる可能性があるか
②親告・非親告の要否
③裁判になった場合、判決が言い渡されるまでのおおおその期間、及びそのおおよその費用

◯菰田弁護士の回答

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