紛争中の従業員の解雇について

◯事案の概要

従業員と会社間のトラブルが生じている件で、会社としては裁判になっても解雇したいと考えている。休職期間満了による退職ではあるものの、会社からは「就業規則により自然退職として取り扱います」という旨の文章を出し、そして相手の返答のいかんを問わず数日後に離職票を送る予定にしている

◯相談内容

ある運送会社の従業員のトラブルにおいて、双方、弁護士をたてて同僚の言質を取り合う状況になっています。

相手側は当初から労災を主張していますが、具体的な根拠や申請もないままです。よって会社は私病による休職として扱い、就業規則に則り休職期間満了による退職にするつもりです。

相手側から「事務員としての復帰を認めるという合意があったので復帰希望」との書面が届きました。会社側は、そんな合意はしていなし、事務職の適性がなく、またケガは腰痛なので合意の有無に関わらず復帰には応じないと返しています。

休職期間満了による退職ですが、会社から就業規則により自然退職として取り扱いますという旨の文章を出そうと思っています。そして相手の返答のいかんを問わず、数日後に離職票を送ることを考えています。菰田先生はどうお考えですか?

社長はここまでもめるなら、その後裁判になっても構わない、むしろその方がこの問題に終止符がうてて良いかも、くらいに現在は思っています。

◯菰田弁護士の回答

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について