ワクチン接種の有無で労働条件に差をつけられるか
◯事案の概要
ワクチン接種の有無で労働条件に差をつけられるか
◯相談内容
新型コロナのワクチン接種が医療機関で先行して始まるため、ワクチン接種を希望するかどうかを労働者にアンケートを取りました。もちろんワクチン接種を強制できませんので接種を希望しない人は打たなくても構いません。
接種した人と接種しなかった人では、その後発熱した場合(コロナかどうかは問わず発熱したかしないかだけ)に、接種した人は欠勤控除のない特別休暇を与え、接種しなかった人は欠勤控除ありの通常の病気欠勤として扱うとのことでした。
その時は感覚的に、強制ではないワクチン接種で有利不利がでるような取扱いは問題がありそうですし、間接的にワクチン接種を推奨しているとも取られかねないのではと回答しました。
しかし後からよくよく考えてみると、元々欠勤控除のある事業所ですから、ワクチン接種しなかった人が発熱で休んで欠勤控除されても、従前の取扱いと同じだけで不利益な取扱いではありません。
そこで、ワクチン接種した人にだけ発熱時に特別休暇が与えられるのは問題ないかなとも考えました。
ある医大の、「コロナに感染して仕事を休んだ場合、原因によっては無給とする」という文書がマスコミに取り上げられて問題になっているので、慎重にならなければなと思った次第です。
このワクチン接種した労働者だけを有利に取り扱うことについて菰田先生はどう考えますか?ご意見いただければ幸いです。
