顧問先を退職した元従業員から未払い残業代と資料の開示を要求されている

◯事案の概要

顧問先を退職した元従業員から未払い残業代請求とともに、タイムカードや就業規則などの資料を開示するように求める内容証明郵便が届いた。会社が固定残業代以上の残業代を支払っているのかはまだ調べて見なければわからない状態。また、相手方も把握していないものと思われる。そこで、こちらの対応として「未払い残業代を明示してほしい」と返答してもよいか。資料の開示をしないことによってデメリットはあるか

◯相談内容

顧問先を退職した元社員から内容証明郵便が届きました。未払い残業代の請求です。

代理人は、タイムカード、就業規則、雇用契約書、給与明細直近2年分を送付するよう求めています。また、資料の開示がない場合は、訴訟の提起、監督署への申告などの措置を取ることを検討すると書いています。

この会社は一定時間分の固定残業代をつけていますが、この時間を超えた残業代を支払っているかどうかは把握しておらず、当方で精査が必要です。この場合、資料の開示は必要ですか?どういう返事をすべきでしょうか?

開示はやむを得ないとは思いますが、できれば穏便に済ませたいと考えています。
対応として、「未払い残業代を明示せよ」と返事してみてはどうかと考えています。

代理人が資料を開示せよといってきているということは、おそらく未払い残業代を明示できない状態なのだろうと考えています。そこで、その反応を見た上で、資料の開示に応じてもよいのではないかと思っています。

このような対応でよろしいでしょうか。資料の開示に応じないことによるデメリットはあるでしょうか。

◯菰田弁護士の回答

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