従業員の家族が雇用契約書等の書面化等を要求してきた場合

◯事案の概要

訪問看護事業に所属する看護師に対して、特別養護老人ホームの介護員への異動を打診したところ、家庭の事情で難しいという返事だった。話し合った末に自主退職となったが、看護師の家族が「異動内容に納得がいかない」として雇用契約書等の書面化や面談の録音を希望してきた。これらの要求には応じるべきなのか

◯相談内容

訪問看護事業に所属する看護師に対して、社労士から特別養護老人ホームの介護員としての異動を内示として伝えました。異動の理由として、人員削減と看護師のスキルを活かした質の高い介護を提供するためであることを伝えています。

しかし、子どもが小さいため異動には応じられないとのこと。そこで、異動に応じられないのであれば、業務命令違反となり、最悪の場合には懲戒解雇になる恐れもあるので、失業給付のことや再就職する際の履歴書記載のことも考えて自主退職を提案したところ、自主退職を選択しました。

その夜、看護師の家族から、「異動内容に納得がいかない。合理的な異動であることを、事務局長と社労士から直接確認したい」「異動の条件を交渉するため、雇用契約書と内示を書面化してほしい」という要求がありました。なお、面談中の会話を録音することも希望しています。

そこでご質問なのですが、

①異動の条件を交渉するための内示を書面化したものを社員の家族に見セル必要があるのでしょうか?

②面談中の録音は許可してもよいのでしょうか?

◯菰田弁護士の回答

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