従業員への退職勧告を受け、従業員の親が出てきた場合の対処

◯事案の概要

なかなか希望している業務をこなせない従業員に退職を促したところ、両親が出てきてクレームとなった。慰労金を支払って自主退職してもらいたいと考えているが、可能か。また、両親の対応についてどう考えればよいか

◯相談内容

顧問先ではないのですが、助成金業務を担当していた経営者から、退職問題で相談を受けました。

対象の職員はウェブデザイナー職ですが、なかなか期待に応える仕事ができません。ホウレンソウができず同じミスを繰り返すということで、教育係の従業員が限界になっていたようです。その結果、教育係の従業員の方が退職を口にするようになりました。

社長の判断で本人に退職を促しましたが、返事が来ないままご両親が来て「どういうことか」という事態になってしまいました。一方社長としては、責任は感じているものの、「月末に自主退職で、慰労金(月の基本給の約1.5倍)を払って解決したい」という内容でした。

私の判断としては、以下の通りです。

・退職を求めるのは会社都合なので「退職勧奨」に応じて「合意退職」してもらう
・解決金(社長が提示した額と同額)を支払う

以上の内容で、従業員の両親に理解してもらうのが精いっぱいかと思っています。
菰田先生に判断いただきたいのは、以下の点です。

①私の判断は妥当か
②労働者の退職問題に親が口を挟む事をどう考えたらいいか
③万一、合意退職に至らない場合、解雇が可能か

◯菰田弁護士の回答

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